80%ぐらいのがんばり

娘との生活や読んだ本など

「保育園はかわいそう」と言われれば「かわいそうかもな」と本当は思っているワーキングマザーの子育て方針

保育園児はかわいそう?3歳までは母親が手元で育てるべき(3歳児神話)。なんて議論が尽くされている問題を今更取り上げます。苦笑

 

2歳娘を保育園8時~18時まで預ける私のスタンスは端的に言い表すと「仕方がない」です。うちは私が働かないと食べていけません。

中には、保育園万歳!保育園すごい!みたいな方もおられて、そういった態度に違和感を感じる方もいるようですが、「保育園がすごい」と思っているからといって保育園に子どもを預けることに不安がなかったという方もあまりいないと思うんですよね。不安だったからこそ、そのギャップに感動!みたいなことなのでは?

 

私も保育園で覚えてきたことを娘が披露してくれて感心することはありますが、保育園がすごいというより、集団生活が子どもに与える影響がすごいという意識です。そして、それは別に焦って習得しなくてもよい、そのうち身につく能力だとも思っています。

 

正直、私は保育園がかわいそうかと問われれば、まぁかわいそうかなと思っています。

1歳過ぎてすぐに通い始めたのですぐに「そういうものなんだな」と理解して、本人は元気に登園しております。

しかし、病気もいっぱいするし、寂しいこともあるでしょう。2歳なのでそろそろ一人遊びの時間が増えてもよいころなのですが、平日(帰宅後)はあまりしません。土曜日の午前中は私にべったりです。でも日曜日の朝になると一人遊びしてるんですよね。ママといたい欲求が満たされると一人遊びに移行できるんだと思います。

うちは預け時間も長いですしね。せめて時短勤務で16時とかに迎えに行ければ、晩御飯前に一緒にひと遊びできるし、夏場なら公園にも寄れます。もしくは完全週休3日で水曜休みが実現されればいいんですがw

 

「保育園はかわいそう」と他人に言われた経験のある方もいるのでしょうが、私は預ける前から私自身が1番かわいそうと思ってましたし、めぐり合わせもあると思いますが残念ながら保育園がすごく良いところだとは思っていません。今の園に対して、不安や多少の不満があるのも事実ですし、できるならもっと一緒にいてあげたい気持ちは常にあります。

※余談ですが、付き合いのある保育士や幼稚園教諭の友人もおりますが、彼女らの話を聞いていると、職員の人間関係とかなんだかな~と思います。あとは彼女たちに言わせると「可愛い子」「可愛くない子」がいるようです。本人たちはプロだから自分は隠せてる!と思っているのでしょうが、それたぶん子供に伝わってますよ。だって私は幼稚園児だったころですら大人のそういう感情の機微を理解してたし。大人になってから「僕(私)は先生に嫌われてんだな」とふと気づく人はさらにいっぱいいるでしょう。

保育園を増やす、保育士を増やすのは良いのですが、「質」にも目を向けてほしいですね。

 

ただ当たり前ですが「かわいそう」と他人が口出しするのは大きなお世話だし、私も決して娘の前でそういった態度はとりません。世間様にもできるだけそういった空気を出すのはご遠慮いただきたいですね。

この問題に限らず「○○だとかわいそう」という考え方は誰かを幸せにするとは考えにくいからです。

 

例えば美人(美男)に生まれなかったら?お金持ちに生まれなかったら?子供はかわいそうなのでしょうか?

庭付きの家で犬が飼いたい。グランドピアノがほしい。中学校を卒業したら外国へ留学したい。世界一周旅行に行きたい。

人間の欲求はたくさんあります。子供にいろいろな経験をさせてあげたいと思うのも親心。ですが、どんな親でも子供の望みをすべて叶えることはできません。親自身がしてあげたいと思ったことを、すべてしてあげるのも難しいでしょう。

 

大人になった私たちはどうでしょうか?もっと美人に生まれてれば。お金持ちなら。頭が良ければ。親が教育熱心な人だったら。愛情深い家庭に生まれ育っていたら…。きっと人生も変わっていたでしょう。

自己責任論は嫌いです。人間はスタートからして明らかに違います。でも多くの人が現実に折り合いをつけてなんとか生き延びているのも事実ですし、目指すべき方向はひとつではありません。

 

小さな子供が親と一緒にいたいというのは、もっと根本的な感情の欲求ともいえるので、この例えは不適切だと言われたら、そうなのかもしれません。

ですがこれからの人生、現実に折り合いをつけない日が必ず来ます。

 

私の好きなスヌーピーの名言です。

You play with the cards you're dealt

配られたカードで勝負するしかない。

 

とりあえず働く母である私は子供との時間を大切にします。

娘には簡単に「かわいそう」なんて言葉で自分や他人を測る人間になってもらっては困ります。夢を叶えて輝いてもらったらそれに勝るものはないですが、「まぁ悪くないかな」と現実を肯定的にとらえられる人になってくれれば万々歳です。

良い子でなくても、優秀でなくても、逃げたって嘘ついたっていいので、とりあえず生きることに肯定的でいてくれたらOK。我が家の基本方針です。