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炊飯器やめてみた。土鍋ごはんの冷凍がおすすめな理由

炊飯器を使わず、土鍋でごはんを炊く生活が3カ月経過しました。3カ月経過したら習慣化したって言っていいんじゃないでしょうかね?

炊飯器を買い替えるのが面倒だ

炊飯器をやめたのは、炊飯器を買い替えるのが面倒だったからです。まだ2年ぐらいしか使ってない、高くはないけど、決して最安値とかではない国内メーカーの炊飯器の窯のテフロンが剥がれてきたのです。

窯の買い替え金額は、6000円。でも、この窯が剥がれるやつなら、また2年ぐらいでダメになるよな?となると、炊飯器を買い替えちゃった方がいいんじゃないか? 

と、窯を買うか、炊飯器をまるごと買うか悩みました。悩んでいる間も米は炊くわけですから、炊飯後はできるだけ早く窯から取り出したり、長時間水にさらして米粒を浮かせたり、やさしくやさしくスポンジでこすったり。

テフロンが剥がれてきた窯のケアとどの炊飯器が良いかの検討。これらがめんどくさくなって、「ごはんなら土鍋で炊けるだろ」となった訳です。 

そしたら意外に快適でした。

メリット1.おこげができる

おこげはおいしい。おこげは至高。これぞ土鍋でごはんを炊く醍醐味。

といっても、毎回土鍋で炊いてると、「今回はおこげはいいか」とありがたみも薄れるのですが、食べたいときにお焦げが作れるのはやはり良いものです。

メリット2.保温しないので、献立の変更がしやすい

土鍋ごはんというか、冷凍ごはんのメリットですが、これまでは炊飯器でごはんを炊いたのち、24時間ぐらいは保温してました。なので、「あ~今日は麺が食べたい。でも、この保温ごはん食べちゃわないとな」という日がありました。保温したものでも冷凍はできますが、やっぱり味は落ちるので、「冷凍するなら炊き立て」がやっぱり良いなぁと思うので、気が進まないわけです。

それが、基本ごはんは炊き立てか、電子レンジでチンと習慣化すると、献立をごはんありきに縛られなくて良くなります。

メリット3.まとめて炊いておける

子どもと2人暮らしなので、我が家は3合炊きの炊飯器を使用していました。土鍋で炊くときは、1回4~5合をまとめて炊きます。白米オンリーのときもあれば、玄米と白米をハーフハーフにするなど、気分に応じて炊きます。

無洗米を使用しているので、「ごはんを洗うのが大変…」なんてことはないですが、まとめ炊きはやはり楽です。もっとも「5合炊きの炊飯器を買って、まとめて炊けばばよかったのでは…?」と言われたらおしまいですがね。

メリット4.手入れが楽

「窯はやさしく洗いましょう。中に食器をぶち込むなんてダメよ」なんて土鍋にはありません。炊き終わったのち、ぬるま湯を注ぎ、遠慮なく茶碗やお椀をぶち込みます。炊飯器だと内側のお手入れも必要で、ずぼらな私は乾いた皮みたいなのが目立ってきたころに「ああ、内蓋も洗わんとなぁ」となるのですが、土鍋ならそうしたお手入れは必要ありません。まさにシンプルイズベストなのです。

メリット5.ごはんストックが一目でわかる

炊飯器を使っていたころは、炊飯器で保温しつつ、冷凍ごはんをいくつかストックしておく生活でした。ごはんが足りない、炊く時間がなかったなんてときに、冷凍ごはんをチンするわけです。そして、ずぼらな私は、「あると思っていた冷凍ごはんがない」という事態に時折陥りました。。

今は土鍋で炊いて、今食べる分以外は冷凍します。冷凍ごはんが我が家のごはんの在庫すべてです。管理を一元化したので、ああ明日の夕食の分で終わりだな…と一目でわかるようになり、うっかりごはんを炊き忘れることがなくなりました。

メリット6.食べすぎ防止になる

土鍋ごはんはおいしいので食べすぎ注意なわけですが、私は土鍋で炊いたのち、子ども用1膳100gと大人用1膳150gにして小分けにして冷凍します。おかわりするのにはレンチンが必要。大した手間ではありませんが、1つハードルがありますし、大人用1膳をチンしたら絶対に余ってしまいますので、「やめとくか」となりやすいです。

ちなみに、ごはん100g=202kcal、150g=約252kcalなので、カロリー計算をしている人にとっては、事前に測ってから冷凍しておくのはメリットが大きいように思います。

炊飯器out!土鍋in!電気代もガス代も変わりません

炊飯器の保温をやめて電気代に変化があるかなぁと思いましたが、とくにないですね。保温の電力など微々たるものなのでしょう。冷凍ごはんの頻度が増えて、電子レンジの稼働率は上がっていますが、やはり電気代に目に見えた変化はありません。

ガス代もとくに変化なし。1回の炊飯で30~40分火をつけっぱなし、最初の10分ぐらいは全開の強火なので、少し心配していたのですが。

もっとも我が家は2人暮らしなので、5合炊けば3日以上持ちますし、昼は子どもは給食、私は食べないので、週2~3回の炊飯です。ガス代は調理よりも、お風呂等の影響が大きいらしいので、これも微々たるものってことなのかもしれません。

丁寧な暮らしではないが、土鍋ごはんは快適です

「土鍋でごはんを炊く」というと、丁寧な暮らしを想像されそうですが、実際はラップに包んでレンジでチンの頻度が多いので、まったく丁寧じゃないですね。ラップのプラごみが増えて、環境面ではマイナスかも。ゼロ・ウェイスト生活を目指したい人にはオススメしません。再利用できる蜜蝋ラップなるものがあるらしいですが。

ただ、土鍋ごはん生活は快適です。一見、めんどうに思えることの方が実は楽ちんっていうことはあるようですよ。