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人間関係を断捨離?「学生時代の友人」の寿命

最近は、『人間関係の断捨離』とか言って、不要な人間関係を整理してストレスフリーに!なんて話が流行っているらしいですね。わかるし、共感します。

 

『不要な友達』って結構多い。特に学生時代なんとなくつるんでだだけの人とか、環境が変われば特に話すこともなくなります。世間には、「青春時代を過ごした仲間」みたいに言いますけれど、私は学生時代の友達こそ、真の友達…みたいな考え方には違和感があります。

 

自分が柔軟だったからこそ付き合えた仲である一方で、教室や学校という閉鎖的な空間だったから友人になった…もしそういう環境じゃなかったら積極的に友人になろうとは思わなかった人も含まれるわけです。

 

10代~20代って1番価値観が変わる時期です。生まれ持った性質、ピュアな部分、もちろんあるだろう。でも、もう18歳と28歳では、まったく別の人みたいにすごく変わっているケースだってそう珍しくない。

 

年齢、環境の変化によって、「友人としての寿命が切れかけている」とお互い感じる瞬間があります。特に女の人は、結婚・出産など人生の選択肢が大きく分かれたりもしますしね。

 

時間もお金は有限です。この人と話す時間や会うためのお金がもったいないと思うなら、フェードアウトした方がお互いのためです。自分が惰性で付き合っているのに、向こうがめちゃくちゃ楽しい!なんてこともありません。

 

私は高校卒業後、当時の友人からの飲み会の誘いがあり、3年ぐらいはたま~に出席しましたが今は適当な理由つけて断ってます。そのうち誘われなくなるんでしょう。結婚式の報告を受ければ、ご祝儀は送ります。

 

相手を人として嫌いなわけではありません。優先順位の問題です。

大勢でわいわい集まって、カラオケして、思い出に浸る時間を私は求めていません。

知らない職種の話を聞くのは楽しいですが、ネガティブな話題にはできるだけ近づきたくありません。

 

世間話をして息抜きになるなら良いけど、私にとってはその時間とお金は、もっと子供や仕事の勉強のために使いたいのです。

 

今、私が会う学生時代の友人は、大学時代をともに過ごした3名限定です。

大学院生、公務員、主婦など、現代の立場は様々ですが、共通するのは彼女たちとは将来についての話をした経験があり、今も同じように未来に関する話ができる、といういう点です。

 

・大学院に進んだ友人の論文が学会誌に掲載された。

主婦の友人が調理師学校への入学を決めた。

・公務員の友人(オタク)のサークル活動が上手くいってる。

 

特別なニュースがなくても、「こんなことに興味がある!」「こんなことがしたい!」と彼女たちにはいつもそれぞれ夢中になっているものがあります。たぶん彼女たちも人付き合いより、自分のやりたいことを優先するタイプでしょう。彼女たちと過ごす時間は、月並みな表現ですが、「自分も頑張ろう!」と未来への活を与えてくれるものです。

 

きっとこうした友人とは10年後も楽しく話ができる。自分の子供に抱くとの近い感覚で、彼女たちがどんな人生を送るのか、とても興味がある。物理的な距離は離れていますが、なにかあればたくさんの時間とお金を使ってでも駆けつけます。学生時代(過去)の友人でありながらも、お互いの未来を楽しみできる仲なのです。

 

あんまり好きな考え方じゃないですが、友人関係って維持するだけでコストがかかるのは事実です。現在がまさにそうなのですが、20代後半の女性の結婚ラッシュ時期とか、祝儀代等で、年間10万以上飛んだりしますw

 

『断捨離』はキツイ表現ですが、ある人にとっては大切なものでも、ある人にとってはもう役目を終えたもの。人間関係もまたしかり。

 

とりあえず残った数少ない友人には、断捨離されたくないなぁ。