80%ぐらいのがんばり

娘との生活や読んだ本など

津村記久子『ポトスライムの舟』小さな希望をつないで生きる

働きたくない。会社に行きたくない。 最近とくにこう感じるので、津村記久子の作品を数冊図書館で借りてきました。 第140回芥川賞受賞『ポトスライムの舟』 主人公のナガセはモラハラで会社を退職後、乳液工場のライン工として4年ほど働く契約社員。29歳未婚…

津村記久子のインタビューが琴線に触れたので小説も読んでみた

この人好きかも!インタビュー記事をきっかけに津村記久子に興味を持つ 津村記久子さんの小説を初めて読んでみました。 きっかけは、ビッグイシュー第385号のインタビュー。 人間は”開かれた資源”があればそこそこ幸せに生きていける 津村記久子は”私の分岐…

古市憲寿さんは芥川賞にこだわらずにただ書き続けるんじゃダメかな?

第161回芥川賞候補作、古市憲寿『百の夜は跳ねて』の選評がちょっとした騒ぎのようですね。 私は特に文学や文学評論に詳しいわけではないので、以下はただの素人の感想です。 結論からいうと、選評がどうであっても、私は古市さんの作品を読みたいし、書き続…

ブログは現代の資産である『金持ち父さん、貧乏父さん-アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』  

ビジネス本として大ベストセラー、ベストセラーゆえにかネットワークビジネス(マルチ商法)でも活用されているらしいロバート・キヨサキ著『金持ち父さん、貧乏父さん-アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』の書評・感想です。 金持ち父さん貧乏父さ…

ちきりんはやっぱりすごい『未来の働き方を考えよう』

ちきりん著『未来の働き方を考えよう』(文藝春秋)を読んだのですが、やっぱりちきりんさんはすごいなぁと。ネット上の人がもう1億回ぐらい思ったことを、本を読んで改めて思ったので、書き記しておくことにします。 未来の働き方を考えよう 人生は二回、生…

堀越英美『女の子は本当にピンクが好きなのか』で紹介された海外のおもちゃ

理系・文系なんて分け方がナンセンスだ!といいたいのだが、わたくし、疑うことなき文系人間です。得意科目は国語と社会科。理科系なら唯一生物が好きだった。数学は小学校の算数の長さでつまずき、高校での化学は「これ日本語???」というレベル。物理は…

「小商い」に向いている人の特徴~伊藤洋志『小商いのはじめかた 身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本』感想

伊藤洋志さん監修『小商いのはじめかた 身の丈にあった小さな商いを自分ではじめるための本』を読みおえた。 伊藤さんの『ナリワイを作る 人生を盗まれない働き方』も読みましたが、『ナリワイを作る』が伊藤さんの自己紹介で「ナリワイ」をもって生きること…